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http://honyaku.yahoo.co.jp/

株式会社インターナショナルブリッジ IB早稲田ラーニングセンター
(International Bridge WASEDA Learning Center)
日本本社:http://www.ib-waseda.com/index.html
中国上海校:
http://www.ib-waseda.com/school/china/shanghai/index.html
海外事業部部長 小山卓氏

「夢・感動・人間力――教育理念」

<前号の続き>


―あなたにはどの教科が必要か

現在(2008年4月)、約190名の生徒を抱える。生徒は小学校高学年〜中学生の割合が高く、 カリキュラムにあるコースは、乳幼児は文字・表現・数・リトミックから始まり、小中高校生は国語(日本語)だけでなく理科、算数(数学)、化学、社会など高校大学受験対策向けの小論文や作文授業も設置。他に、各種試験対策・指導(児童英検、英検、漢検、数検、TOEIC、TOEFL等)の授業も受講可能である。そして、同学習塾オリジナルのSR学習(Self Revolution)という自ら長期学習計画をたて、家庭学習と教室での自発型学習を既存のプログラムと組み合わせる学習方法もある。小学校4年生以上は110分授業、小学校3年生以下は50分授業で個々のレベルアップを図る。

英会話コースも充実しており、未就学児〜小学生、一般、プライベート、資格試験対策レベルまで合計9コースを設置。社会人向けの英会話では、まず「何を目的とするか?」――仕事上英語圏に行く可能性があるため、または英語しか話せない部下とのコミュニケーションをとるため、など受講理由はさまざまである。日常会話からビジネス会話まで網羅する内容となっており、主婦の受講者も少なくないという。時間があるため受講したいという主婦の方から、子供がインターに通っているが先生との意思疎通できないため受講したいという方もいる。フリー・コンバセーションあるいは文法を授業の主旨とするかは経験豊富でノウハウをもつネイティブ講師が決めることになっている。ちなみに授業の値段設定は、日本本社の授業料をほぼそのまま元換算した形となる。

入学までの流れとしては、同学習塾に電話または来校いただき、日本の教育現場経験者が無料で個別学習相談を行う。到達度チェックテスト(小学校3年生以上)を受けて、カウンセリングとチェックテストの結果をもとに、お子様の学習状況・目標・個性に合った学習アドバイスをする。入学希望者にはその後、テキストの選定・個別カリキュラムの作成・指導方法の提案をして、個別カリキュラムに沿って授業開始となる。


―採用重視の二柱――マナーと国語力

現在(2008年6月)「IB早稲田ラーニングセンター上海校」には8名(ネイティブ講師含む)の講師陣が駐在し、実にユニークな顔ぶれとなっている。経歴関係なく、教員免許も必要ない代わりに、『社会人としてのマナー』を重視する傾向が見受けられる。「メールや電話の取り方ひとつとってみても、その人の全てが見えてしまいます。当然、それは子供にも見えてしまいます」と小山氏は続ける。「教育とは勉強だけが全てではないことは確かです。マナー・礼儀作法を備えている人を優先的に採用します。」採用方法は、書類から始まり面接、高校入試レベルの学力テストを行う。ここで第二条件となるのが『言葉の力――国語力』。日本語力がないということは、相手に何も伝えられない、何の教科も教えられないということでもある。「どれだけ数学が高得点でも国語力がない方は駄目だ」という。現在は、OJT(注3)を取り入れ業務の中で研修を行っている。人間は二種類に分かれる――「積極的に盗もうとする人」「教えられるのを待つ人」。前者にはあえて教えず盗める機会を増やし、後者には初めに事細かに教え、徐々に量を減らしていく。OJTを新人講師への教育に導入することで、習うことよりも実践させ慣れさせ、自ずと効果を出すようにしている。

注3:OJT(On-the-Job Trainingの略)具体的な仕事を通じて、仕事に必要な知識・技術・態度などを、意図的・計画的・継続的に指導し習得させ、業務処理能力や力量を育成するまでの全過程の研修活動。

そして、ネイティブ英会話講師の採用方法は二種類ある。一つは本部から来た講師が1週間こちらで研修を行う。二つ目は直接こちらから採用する方法をとっている。『上海求人サイト』や『上海エクスパ』の求人募集サイトを利用したり、アメリカなど英語圏外国人向けに発信する『外国人に英語を教える』サイトなどを通して広告募集をする。経路は多種多様だが、どのようなやり方であれ、採用後は必ず研修を受けてもらうようにしている。


―国語力を伸ばすには

『言葉の力――国語力』が基本である!生徒だけではなく講師にとっても一番問われるのは国語力。「読書も大切ですが、同時に声に出して話すことが大切です。例えば、夜寝る前に本を声に出して読んでみる。それもただ音読をするだけではなく、自分の目の前に観客がいて発表しているかのように読むことが大切」と小山氏は説く。声に出して言葉を読むことで、言葉が頭に深く入り、同時に読解力もアップするのである。


―教師とはエンターテイナーである

「自分の世界、舞台に生徒をどれだけ惹きつけることが出来るか。教師とはまさにエンターテイナーなんです。」と目を輝かせる。高校時代、化学の先生が行う授業がとても分かり易く面白かった。出会う先生によってその科目の好き嫌いが決まり、時には一生を左右されることもある。「楽しくなければ勉強じゃない。つまらない教科書をどれだけ面白楽しく伝えられるかが、先生という職業の力量の見せ所です。例えば『太郎君』と『花子さん』が・・・・・・の問題文の名前をクラスメートの名前に置き換えるだけで生徒は興味を持ち始めます。また中学生にあえて高校生レベルの実験をさせ、新たな発見をさせることでレポートも自動的に楽しくなっていきます。小学生にやらせても結構真面目に取り組んでいますよ」と楽しく話す小山氏の必殺技は「笑いと笑顔」だという。多種多様な大人がいるのと同じく生徒もさまざまである。騒がしくて言うことを聞かない生徒もいれば、大人しくて何でも言うことを聞いてしまう生徒もいる。周りの様子を見てくっついていく生徒がいれば、自己世界を作る生徒もいる。しかし、小山氏は「その壁を破るのが楽しい」という。「初めは小さい針の穴からね。プツプツ破っていくんですよ。何を言っても表情一つ変えなかった生徒が、今日は頷いた!今日は笑った!今日は話した!と少しずつだけど子供の成長ぶりに楽しさを覚えるんです」と、まるで自分の子供が成長していく姿を見て喜ぶような笑顔で話す。


―教師に必要なもの・・・・・・それは愛

世界一雑談の多い塾!?と称する同学習塾は、アットホームで何でも気軽に話せる雰囲気を意識的につくるように心がけている。だが「スキンシップ」と「馴れ馴れしさ」は全く違うものである。教師と生徒の間で「なぁなぁの関係」ができてしまえば、「宿題なしにしてぇ〜」「しょうがないなぁ」となってしまう。言うことを聞かない生徒に対しては「ここは日本式の学習塾だから日本の風習に従って下さい」と厳しく叱りつける事もあるという。小山氏はアメリカ、ミシガン州のミッドタウンにて研究開発生活を通して学んだ、「ONとOFFの切り替え」が必要だと教えているのであろう。また教師になるために必要なものは「愛」だともいう。それは優しさと厳しさの両方をもった「愛」であり、この子達が大人になった時に役立つことを伝えたいという「愛」が根本にあるという。そして親から子へ「教え育む」ことが大事なのである。

―好き勝手に過ごした学生時代と元直属上司の存在

付属高校へ通っていた小山氏は、文化祭の役員や生徒会役員をする傍ら交流会と称して合コンなどを主催することもあった。また哲学・心理学の書物を読み漁り、人間ウォッチングに明け暮れた学生時代でもあった。今まで感銘を受けた書物はあるかとの質問に「ないですね。どこかに感銘を受けてしまうと逆にどうしても偏りができてしまうから、自分の座右の銘ではないけれど『広く浅く』かじるのが好きなんです。」そして、「個別カウンセリングで、どんな親御さんが来られても個々にその方の思うことを的確に把握できるのは、学生時代に鍛えた人間ウォッチングが仕事に活かせている」と笑顔で語っておられた。

そんな小山氏の尊敬する方は、東レ勤務時代の直属の上司だという。「部下一人一人の面倒を見たうえに、上層部にも強い。理想の上司です」その方も観察力に優れる方で、自分の部下を守るためなら体を張る!そういう覚悟をもった人だった、という。


―「夢・感動・人間力――教育理念」

「夢」とは子供の成長の源泉である。その夢に向かって一つ一つステップアップし、その中でやり遂げた達成感の「感動」が子供たちを成長させる。子供たちの成長のエネルギーとなる夢と感動を与えていくことが、我々の教育である。「夢」と「感動」は本当の生きる力「人間力」を育てる。それは国際社会で人と関わっていく力、コミュニケーション力の源泉である。世界を生き抜く豊かな人間力の創造、それが「株式会社インターナショナルブリッジ IB早稲田ラーニングセンター」の真の願い、教育理念である。


―学生へのメッセージ

「何にでも首を突っ込んで下さい!それは学生であっても社会人になってからも一緒です。面白そうなことがあれば東に走り、誰か困っていると聞けば西へ走る。私自身、今の自分を支えているものは、人との出会いと果てしない好奇心だと思っています。また視点も広がり、相手によって自分を変えられるカメレオンになれれば、我々が渡り歩いていく人間社会は怖いものなしかもしれません」と生徒の前で熱弁するように語る小山氏であった。


―ありがとうございました。


株式会社インターナショナルブリッジ IB早稲田ラーニングセンター
(International Bridge WASEDA Learning Center)
日本本社:http://www.ib-waseda.com/index.html
中国上海校:
http://www.ib-waseda.com/school/china/shanghai/index.html
海外事業部部長 小山卓氏


住所:上海市長寧区新潮路29号
連絡先:(021)62681877
Fax:(021)62681877

インタビュアー:浜田あゆみ
執筆:浜田あゆみ、松村伸幸
同行:中原周一、吉田めぐみ
校正担当:丸山由貴



<取材後記>
教育業界に非常に関心があるため、インタビューでの小山先生の一言ひとことが胸に響きました。社会を作る人間、人間を作る教育。改めて教育の大切さを実感しました。私も外国の地で多言語習得を野望にもつ者として、「言葉の力――国語力」の重要性については小山先生に的を思いっきりつかれ、国語力アップの音読に心機一転専念したいと思います!毎日授業でお忙しい中、貴重なお時間を頂き誠にありがとうございました。(浜田あゆみ)

自分の枠にこだわらず、あらゆる分野に挑戦される小山さん。その生き方は今から社会へ飛び立とうとする私たちを大いに勇気付けるものがある。小山さんは蘇州校立ち上げの際、自らが力を尽くし、中国大陸においてIB早稲田ラーニングセンターの基盤を作り上げられた。道のないところに道を作った、まさにパイオニアである。あらゆる困難を試行錯誤して解決しようとする、その強い意思に私たちは多く学ぶべきものがあると感じた。(吉田めぐみ)

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